生命保険に過度の期待をしない
生命保険に入っていると何か得することがあるような誤解をもっているのではないかと思うことがります。
「入院したら日額1万円が支払われ、無事故であれば10万円が戻ります」 このようなテレビCMを見ると、これは得だと思わず判断してしまうのではないでしょうか。
しかし、それは大きな間違いです。
生命保険に過度の期待をしてはいけません。
生命保険は儲けるための商品ではなく、まさかのときに、そうしてもお金の都合がつかないような事態にそなえるためのものです。つまり安心という価値を買う商品です。
したがって、支払ったお金よりも得られる効果の方が小さくて当然なのです。
保険会社の利益はみんんが払った保険料がもとになっています。
そのため、まず保険で得をしようなどと考えないことです。
それと、そもそも「まさかの時のお金の準備を保険でする」ことが適当かどうかをよく考えることです。
そこをきっちり理解しておくと、生命保険に何を求めるべきか、また何を求めても意味がないのかがはっきりと見えてくるはずです。
ここは冷静に生命保険という商品の本質を理解しなければいけないでしょう。
「保険会社はもうからない商品は売らない」
これは極めて単純な経済原則です。生命保険会社は慈善団体ではありません。
他の企業と同じ利益を追求する営利企業です。
生命保険の購入はそれをきちんと踏まえてすることです。
ですから、とりあえず入っておけば安心だというような理由で生命保険に加入してはいけないのです。
有効に使うも、無駄に使うも、そのお金はみなさんのものですから、意味のある使い方をしたいものです。