「バレンタインデー」チョコの効能について
2月14日は、バレンタインデーです、バレンタインの日は、1960年円代に、森永製菓や伊勢丹が始めたキャンペーンが定着したもののようです。以後50年以上続いている日本独自の文化である。チョコレートの販売量は年間5000億円(http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/domestic/production.html )で、バレンタインデーの販売は、その1割に当たる、500億円くらいといわれているようです。
私の感覚としては、もう少し割合が高いのかな、と考えていましたが1割くらいということです。
私は、過去、バレンタインの日に、30歳代はほぼチョコはをもらったのは0でした、40歳代は、ここ数年は、3個くらいもらう感じです。感謝です。
チョコの効用はどんなものかを調べてみましたが、ポリフェノールが効能の主役でした。
●ダークチョコレート摂取は、エリートフットボール選手の酸化還元状態と筋肉損傷のマーカーを積極的に調節する:無作為化対照試験(Oxid Med Cell Longev.2018 Nov 21; 2018:4061901.doi:10.1155 / 2018/4061901.eコレクション2018.)を行われ、これらの結果は、ダークチョコレートによるポリフェノールに富んだ栄養補給が、エリートフットボール選手の酸化還元状態および運動誘発性筋肉損傷バイオマーカーの減少を確実に調節することを示しています。
●ダークチョコレートは、フラバン-3-オール代謝産物によって仲介されるメカニズムで血小板機能を調節するという実験(Medicine (Baltimore).2018 Dec; 97(49):e13432。doi:10.1097 / MD.0000000000013432)という実験がおこなられており、これらのデータは、一次止血に対するダークチョコレートの潜在的な有益効果がフラバン-3-オール循環によって媒介されることを確証する代謝物としてる。ダークチョコレートは一時止血に有益だということをいっています。
●最近は、乳酸菌入りのチョコレートが発売されているが、マウスの実験で便秘に有益だという結果もでている。(J Sci Food Agric.2018年11月28日。doi:10.1002 / jsfa.9518)
●ダークチョコレートの連続摂取は角質細胞落屑の促進と細菌定着の促進によりヒトの顔面皮膚表面に影響を与えるという実験(J Clin Aesthet Dermatol。2018 Sep; 11(9):37-41。EPUB 2018年9月1日)では、結論として、ダークチョコレート消費は、角質細胞の落屑を促進し、RSSCの細菌定着を促進することによって、若い男性の顔の皮膚に影響を与えるようです。これらの変更は潜在的ににきびの発生に寄与するかもしれません。といっています。
●フラボノイドに富むチョコレートの一日消費量は細胞の遺伝毒性を減少させ、脂質およびグルコース代謝の生化学的パラメータを改善するという実験(Molecules. 2018 Sep 1; 23(9)。pii:E2220。doi:10.3390 /分子23092220)では、ダークチョコレートのココアからのフラボノイドは、DNA損傷を著しく防ぎ、細胞の核の完全性を改善しました。この効果は、細胞ストレスを減少させたダークチョコレートの抗酸化力に関連している可能性があります。生化学的パラメータ(総コレステロール、トリグリセリド、および血中LDLコレステロールレベル)および人体測定学的パラメータ(胴囲)は、70%のココアを含むダークチョコレート 2gを1日6ヶ月間摂取した後に改善されました。ということのようです。
まとめると、チョコレートは、ポリフェノールのフラボノイドが有効成分で適量を使用することで、筋肉疲労を改善し、止血に有用で、生化学的な指標である総コレステロール、トリグリセリド、血中LDLコレステロールの値、及び胴周囲を改善するといわれており、ただ、若い男性の顔の肌に影響を与えて、ニキビの発生に関係するかもしれないということです。
また、最近は、いろいろな成分、乳酸菌やアスタキサンチンなど添加されたチョコレートが発売されているようで、その効果も実験されており、いい結果が得られているようである。乳酸菌添加でも、マウスの実験ですが、便秘に効果的なようであった。
ただ、食べ過ぎにには、注意したいです。