透明な時代を見抜く「統計思考力」(日経ビジネス文庫 神永正博著)を読んでについて
不透明な時代を見抜く「統計思考力」(日経ビジネス文庫 神永正博著)を読んで
アメリカの起業における話がいろいろあるようです。
1、企業はたいていたった一人で(自宅で)行われ、チームでの起業は稀である(76%が1人でビジネスを始める)
2、ベンチャーキャピタルから起業時に資金を調達しているケースはほとんど無視できるほど(0.03%)であり、たいていは自分の貯金を使って起業している(スタートアップ資金の中央値は約200万円<2万ドル>
3、若いビジネスオーナーはわずかである。ビジネスオーナーがもっとも多いのは、45~64歳で、全体の53%を占める。18~34歳のビジネスオーナーは、9%にすぎない。
4、たいていは、まったく革新的ではないビジネスをやっている(他社が提供していない製品やサービスを扱うのは、ほんの10%)。37%の企業は、どのような種類の競争優位性も持っていないと考えている。
5、学歴はビジネスを成功させることに役立っている。修士までは学歴が高ければ高いほどビジネスを成功させる可能性が高い。ただし、博士号(Ph.D.)をとるところまではやりすぎである。(それは、博士号をとるほど勉強してオタクにになってしまうと、先生のように、「起業する代わりに、企業の研究をするような人になってしまう!」からだそうです。
日本の場合は、起業資金は500万~1000万が多く、起業する年齢も、30代~40代がもっとも多い。日本の場合は起業するのは、若い人がやるものというイメージがるので少しアメリカとは違う考えがあるように感じる。