再生産の3つの要素について
マルクスは、毎月の賃金を再生産という視点から3つの要素に分けて考えています。
1つは衣食住という生活の基本にかかるお金と、レジャーなどリフレッシュするためのお金。これは1か月分の生活を賄い生命を維持するとともに、リフレッシュすることで次の1か月を頑張るため、充電を行うためのお金です。
2つ目は家族を養うお金。そこには、子どもをつくって、ちゃんと仕事ができるようになるまで育てるためのお金も含まれます。これによって世代が続き、労働者が確保されて再生産が可能になる。
3つ目は教育費です。技術革新が起きたり世の中が変化すると、それに応じて新しい知識や技術を身につけなければならない。新しい労働環境に適応するための教育費として、賃金が支払わなければいけないということです。
私は、なんだかんだありますが3番目が一番大事ではないかと考えます。生活は最低限の生活でおさめて、あとは教育費に充てるのがいいのではないでしょうか。成長できないと社会にとり残されてしまいます。梅原大悟さん(プロゲーマー)は成長は変化することと言っています。ダーウィンも、変化に対応できないと種が滅びると言っている。ちきりんさんも変化しようといいますし、ホリエモンさんも諸行無常とっている。自分が変化するしかないんです。人はやってくれないのはたしかです。