商店街について
「商店街」を考える。「後継者がいなくなれば農家が成り立たなくなり、農業が滅びる」という考えがあります。「いや、そんなことはない、企業が農業に参入して農業を成り立たせる」という考えもあります。食料の自給率の低い日本では農産物の多くが輸入に頼っている、ということは、既に日本の農業は農家によって支えられているものではない、ということです。それがいいことか悪いことかは分かりませんが、農家でさえ既にそうなっています。だとしたら、「もう商業は個人商店によって支えられる時代ではない。だから、新しい商店街も生まれない」というのは、不思議でもなんでもないという人もいます。(その未来はどうなの?橋本 治著)
近年商店街が、スーパーやコンビニに客を奪われ変化している。ジャスコなどが、郊外に大きなショッピングモールと共に、スーパーを開業し、それを、繰り返しどんどん大きくなった。しかし、それもすでにターニングポイントにきているといわれている。
コンビニも、24時間の便利さから、質へ転換され、コンビニにイートインスペースをおき、お酒と飲食もできるようになってきている。また、セブンカフェのような喫茶的な要素も兼ね備えてどんどん便利になっている。また、防災時の避難場、情報発信の場となってきている。
商店街は、私がよく通っていた商店街を考えると、病院、医院、歯科医、薬局・ドラッグストア、美容院、スーパー、コンビニ、パチンコ屋、喫茶店などが今も残っているお店だった。どんどん歯抜けになっていました。
商店街の立地は、住宅街で人が歩いて集まりやすいところにあります。その立地を活かす方がいいように感じます。子供の塾や、また子供を夕方まで預かる施設、高齢者のデイサービスなどの高齢者の集まる場所、そして障害者の子供から大人まで預かる施設、又は作業所などがまだ活用できそうに感じます。生活弱者へのサービスです。ただし、これらは、保険料や、税金でまかなわれないと経営はできないでしょうから、財源の問題は残ります。税金を、地方に引っ張ってくる方法でもあります。
しかし、実質的な経済成長とは別のものであるといわれたりもします。