WACCとはについて

WACCとは、資本コストの代表的な計算方法で、借入にかかるコストと株式調達にかかるコストを加重平均したもの。Weighted Average Cost of Capitalの略で、加重平均資本コストともいう。実際に資金を1円調達するのにいくらのコストがかかっているかを示すのが加重平均資本コスト(WACC)です。ビジネスではWACC以上の利回りをあげることができれば、債権者と株主を共に満足させることができる。( https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12525.html  )

WACCは、小さいほうがいいということになります。

負債を増やしたりといった財務テクニックでもごまかせない企業の実力がわかるのが魅力のようです。

WACC(加重平均資本コスト)の求め方は、負債D(DはDebt=負債の略)と株主資本E(EはEquity=株主資本の略)の、それぞれの時価ベースでの額の按分でコストを算出するのが基本形です。WACC=D/D+E×(1‐Tc)×負債コスト+E/D+E×株主資本コスト:式の中に、(1-Tc)とありますが(Tcは実効税率)、これは何かと言いますと、有利子負債の場合は損金として、支払い利息が課税所得から控除できるので、税引き後の値で計算することを意味しています。「WACCを下げる」ことこそが、IR(Investor Relation=「投資家を対象にした」企業の広報活動)のミッションということのようです。IRの役割は、「うちはこんな商品を開発しました」なんていう広告宣伝では決してないのです。(ざっくり分かるファイナンス 石野 雄一著より)



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