「良し悪し」よりも「好き嫌い」について

「良し悪し」よりも「好き嫌い」

昔の人はよく言ったもので、「好きこそものの上手なれ」。好き嫌いの大切さを裏づける強力な論理である。好きなことでないと、人間は努力を投入できないし、努力が長続きしない。長期的な努力投入がなければ能力がつかない。能力がなければ、人の役に立てない。顧客に対する価値もつくれないし、競争にも勝てないだろう。好き嫌いの問題は一見仕事と距離があるように見えるが、実は常に経営の根幹に横たわっている。好き嫌いだけでは仕事にならない。その一方で、好き嫌いこそが仕事の原動力になるというのもまた真実。1人ひとりの好き嫌いをもっと仕事に持ち込む、好き嫌いが前面に出ているということが、経営者として、企業としてむしろ健全な姿だといっています。(経営センスの理論 楠木 建著より)

好きこそものの上手なれ、というが、私は、好きだけでは仕事を継続できないとも考えています。資格制度を考えても、よく医師法違反だとかで、捕まるのを見ると、好きということだけでは職業にはつけないと考えます。その進むべき進路と、社会的な制約を考えながら好きな職業を見つけていかなくてはならないと思う。たとえば、もし人殺しを計画したとしても、それを、表現しなければ合法です。ですから、それを、実行、又は、他人などにそれを言葉などで心の外に表現すると裁きをうける。逆に言えば、心の中は自由である。

だから、心の中だけで、考える好きなことと、表現できる好きなことを分別しなくてはならない。そして、表現できない好きなことは自分の中だけで楽しみとして取っておくということでしょう。しかし、表現できない好きなことは、発展性にかけ、実際実行できないことを考えると、世間で、思いっきり表現できる好きなことを見つける方が生きていきやすいし、合理的なように感じます。思いっきり自分の好きなものを表現してそれを仕事にしていきたいものです。

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