イネーブリングについて

友人や家族のイネーブリング(enabling)行動について。

イネ―ブリングとは、これは当事者の物質乱用に対処するため、あるいは当事者を援助しようとして、当事者の周囲にいる親しい人々が意図とは逆に使用を減らす方向ではなく、かえって物質乱用を強化してしまうような対応をとってしまうことを指します。

そのような対応の例としては、当事者にお金を貸したり、二日酔状態の当事者の身の回りの世話をしてあげたり、アルコールや薬物の使用によって社会的な機能を果たせなくなったとき、当事者に代わって、周囲に謝罪や言い訳をしてあげるとことなどがあります。

このようなイネーブリングの問題を取り上げて、それを回避するための適切な対処行動について話し合うためには、その当事者の周囲にいる重要な関係者にも治療に参加してもらう必要があるようです。

周囲の人たちが治療に加わることで、断酒・断薬等、節度ある使用を強化する方法についても話題にすることが可能となるようである。

知らず知らずのうちに、家族などは、イネ―ブリングをしている時があるのではないでしょうか。これは、お世話をする方の側の判断で、関係が近く強い繋がりがあればあるほど、難しい判断が求められるのはないでしょうか。

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