日本はドイツの人口密度の3倍について

日本の国土面積は37.8万平方キロメートルで、陸地の0.3%、世界の1か国平均の約半分である。その6割強が私有地、4割弱が国公有地である。特徴は森林・原野が国土の大部分を占め、それを除いた可住地面積は21%にすぎず、欧米諸国など(アメリカ67%、ドイツ68%、フランス71%、イギリス88%)に比べて著しく低い。したがって、日本の可住地1平方キロメートル当たり人口や経済活動の密度は非常に高い。人口密度ではドイツの3倍、アメリカの22倍、GDPでみてもドイツの3倍、アメリカの21倍となっている。過密というか、土地の高度利用というか、いずれにせよ大変な違いである。

したがって、国土の計画的利用が重要であり、政府は国土利用のための基本的計画をつくっている。国土利用計画法(1974年制定)によると、まず政府は国土利用のための基本的計画をつくっている。都道府県は全国計画を基本としてそれぞれの計画を作る。市町村は都道府県計画を基本として市町村計画をたてる。現在は、2008年に策定された第4次全国計画が実施され土地利用の質的向上が図られている。(日本経済図説第4版 田谷禎三・本庄真・宮崎勇著より)

日本って案外狭いんですね。ドイツの人口密度の3倍あるとは驚きました。石原都知事のころ、東京都を平均すると2階建てが立ち並ぶ土地になっているといっていました。そして、これを平均で、5階建てにするとか言っていました。そうなれば、すごい街になるだろうな。と思っていました。しかしそうなると、もっと過密都市になってしまうことになる。果たして、どちらがいいのだろう。一極集中の方が、繁栄するという専門家もいますし、地方分権の方が、発展するという専門家もいます。私は、地方分権がいいと考えるところがあります。しかし、その中で集中するところは集中する方が繁栄成長するように思います。現在の東京を考えると、世界有数の都市です、これをもっと過密にすると、少しストレスフルな街になりそうな気がしますが・・・。

鉄道が24時間運転になったりいろいろ変わるなど、そういう街になると意外と住みやすい街になるような気がします。

ただ、災害などが起こった場合など、リスクはある。しかし、リスクをできる限り分散すれば、リターンがとれるのではないでしょうか。



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