世界と日本のICT市場の動向について

世界と日本のICT市場の動向(平成30年度情報通信白書より)

データトラヒックは、2017年から2020年にかけて、1.9倍に増加する。

モバイルデータは同時期に3倍に増加すると、予想されている。

世界のトラヒックを、コンシューマ(家庭、大学など)及び企業等のビジネスの2つのセグメントでみると、コンシューマが全体の約80%を占めている。

そして、そのコンシューマの70%がビデオであり、その割合は、2020年には80%ほどに拡大するといわれている。

世界の、IoTデバイス数の動向をみると、スマートフォや通信機器などの通信は、飽和して、低成長になっている。

今後は、自動車・輸送機器や、医療、工場、インフラ、物流などの、IoT化の進展に高成長を期待している。

コンテンツ・アプリケーションの動画配信・音楽配信・アプリ市場が大きく成長するといわれている。

動画配信は、2018年で、市場規模が、約416億ドルで、2020年には、約546億ドルになると予則されています。

アプリ市場は、2017年は、約605億ドルで、2020年には、約766億ドルになると予測されている。そのうちで日本は、2017年で、約114億ドルとなっている。

ゲームアプリ市場は、2017年は、約497億ドルで、2020に年には、約609億ドルになると予測されている。日本は、2017年で、約91億ドルである。

コンテンツ・アプリケーション、定額制料金が伸びており、2015年では、世界の動画配信の売り上げの60%となっている。音楽配信についても定額制が伸びている。

また、データセンターも成長をするといっています。2020年ごろには、約302億ドルとなる予測で、2018年には、約256億ドルとなっている。そしてアジア太平洋地域の約2倍を北米が占めるかたちになっている。

データセンターの用途の1つにクラウドサービスがある。クラウドサービスはプラットフォームとしても使用され重要性をましている。そのクラウドサービスの市場規模は、2017年には約1640億ドルで、2020年には、約3047億ドルになると予測されている。

そのクラウドサービスの市場規模の地域別の規模は、2020年の予想は、アジア太平洋地域が約563億ドルで、欧州その他地域は、約707億ドル、北米地域は、約1689億ドルと予則されている。

端末部門でも、スマートフォン、タブレットは成長が鈍化しているが、サービスロボット、ドローン、AIスピーカー、AR/VRは成長が期待されている。

サービスロボット市場は、2018年は、約87億ドルで、2020年には、128億ドル市場になると予測され、ドローン市場は、2020年には、33億ドル、AIスピーカーは、2020年で、0.89億ドル、また、VRサービス支出額は、2018年は、約51億ドルと予則されており、2020年には、約83億ドルになると予則され、ARは、2018年は、約11億ドルで、2020年には、約30億ドルになると予則されています。

クラウドサービスの、市場規模が大きく、伸びも3年で倍の成長を見込んでいる。それに関連して、データセンターも重要になると考えられる。しかし、アジア全体でもデータセンター、クラウドサービスは、北米に大きく後れをとっている現状である。



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