男性は糖質で太り、女性は脂質で太る。について
男性は糖質で太り、女性は脂質で太る。
カロリー量が同じ脂質の多い食品と、炭水化物の多い食品のどちらが太りやすのか―。このような研究は多いのですが、この種の研究は非常に困難をきわめ、結論も「肥満には摂取栄養素の種類と強く関係する」というものや「栄養素は関係ない。単なる食べた量の問題」とするものなどマチマチで、いまだにはっきりしたことがわかっていません。アメリカのサウスカロライナ大学は、「多変量解析」と呼ばれる数学の計算式を駆使して、次のような研究を行いました。普段アメリカ人が食べている食品を24のグループに分け、ある集団のそれぞれの1日の摂取量を約5年間に渡り調査して、その食品が体重の変化(体重増加、変化なし、体重減少)に影響を与えているか、分析したものです。その結果、「男性は甘味類など糖質の多い食生活を多く摂取していた人達が圧倒的に太り、女性は脂質を多く取ると太る」ことが判明した。(肥満遺伝子 白澤卓二著より)