ICT導入状況について
ICT導入状況(平成30年情報通信白書より)
ICTの導入状況は、導入済みと回答した企業の割合は、日本は、70.2%で、アメリカ、80.8%、イギリス、94.4%、ドイツ、93.8%で、日本は、他国と比べて10%~25%低い水準である。
ICT導入の中で、社内ネットワーク化、PCの利用が他国と比べて飛びぬけて高い割合を示している。
また、ICTの利活用のための環境整備状況は、実施していると回答している日本企業は、半数となっており、他国と比べて低い傾向がある。
具体的な取り組みとしては、組織の見直し、続いて、ICT人材の育成や雇用となっている。
そして、AI・IoTの導入の課題は、他国と比べて、IoTの導入を先導する組織・人材の不足の割合が高くなっている。
AI・IoTの利活用に係る課題は、企業向け国際アンケート調査結果によると、自社に対応したソリューションや製品・サービス、ビジネスモデルの構築などの事業改革に関する課題、また、組織としてのビジョンや戦略の立案、組織風土といった組織改革に関する課題について解答率が高い傾向があった。インフラに対する課題の回答率は低かった。
アンケート調査の時期での問題は、ICT利活用の課題は、ICT人材の育成や雇用、AI・IoTでの導入の課題は、IoTの導入を先導する組織・人材の不足がいわれており、人材面が大きく影響しているのがうかがえる。これは、工学系などへの入学者数が減っていることが影響しているのかもしれません。人材を育成するには、3~4年は必要に感じます。それくらいの時間はかかるということだろう。