たばこの火の後始末について
「タバコの火、ちゃんと消したかしら?」
そんな不安な思いをした経験、スモーカーならば1度や2度ではないでしょう。
タバコを吸っていると、火の不始末が絶えず気になるものです。
実際に、タバコの火の不始末によって、毎年多くの火事が起こり、たくさんの命や財産が失われています。
消防庁の発表によれば、平成29年における火災の概要は
総出火件数の 39,373 件を出火原因別にみると、「たばこ」3,712 件(9.4%)、「放 火」3,528 件(9.0%)、「こんろ」3,032 件(7.7%)、「たき火」2,857 件(7.3%)、「放 火の疑い」2,305 件(5.9%)の順となっています。また、「放火」及び「放火の疑 い」を合わせると 5,833 件(14.8%)となっています。
なんとタバコはワースト1位に入ります。ところが、これを住宅火災による死亡者が出た原因%に置き換えてみれば
1位 ストーブ(13.6%)
2位 たばこ(11.6%)
3位 放火(9.2%)
またまたなんと、タバコによる出火が、2番目に多くの人の命を奪っているのです。
この中には、お年寄りや子供の逃げ遅れも含まれるでしょう。
自分の喫煙によって大切な家族が命を落としてしまったら、どんなに悔やんでも悔やみきれません。
スモーカーの皆さんは、火の不始末がないよう、十分注意されているはずです。
火事はわずかな気の緩みから起こります。
365日欠かさずタバコを吸っている人は、365日間絶えず火事の心配をしていることになります。
このストレスは相当なものです。
けれども、タバコを吸わなければ、このストレスは一切なくなります。
それだけで、あなたの心はどんなに救われ、毎日の生活はどんなに安らかになるでしょう。
ちなみに、タバコによる火災の原因は
1位 不適当な場所への放置
2位 火源の転倒・落下
3位 消したはずのものが再燃
となっています。
でずが、電子たばこになれば火の心配がなくなるでしょう。