朝食抜きダイエットをする理由について
私は、現在体重が、84kgほどありあます。以前は90kgを超えていました。
ダイエットをしようと考えて何冊かのダイエットに関する本を読みました。
その中でしっくりくるなと感じたのは、それは新書だったんですが、東京大学医学部を卒業された予防医学の第1人者の小山内博先生が書いた、「生活習慣病に勝つ新常識~まずは朝食を抜く!~」でした。その中には、朝食を抜くことをすすめていました。
朝は食欲がないという人が少なくありません。
「朝食抜きは体に悪い」と言われても 「食べたくないから朝食は摂らない」と言う人は増えるばかりです。
朝は食欲がないのが自然なのです。前夜摂った食事が消化吸収されて、エネルギーとしてからだに取り込まれた状態にあります。
筋肉と肝臓にはグリコーゲンとして蓄えられ、余った分は脂肪になって蓄えられています。
よく、朝何も摂らないとガス欠で力が入らないなどと言われますが、エネルギーは満タンなのですから、日中活動するには何の不足もないのです。
血液中のブドウ糖は、食後3、4時間経ったあたりで蓄えられつくすため、血糖値は70mg/dlくらいまで低下しますが、それを過ぎると、自動的に脂肪が取り崩されてブドウ糖に変わって血液中に供給されますので、90mg/dl程度に上昇します。
血糖値にはリズムがあって、70mg/dlあたりまで下がると、食事を取らなくても自然にあがる仕組みなっているのです。食事を摂ると160mg/dlくらいまで上がり、その後3,4時間後で体内にしまい込まれて70mg/dlくらいまで下がり、ここで空腹感を覚え、そのまま食事を摂らずにいると90mg/dlくらいまで上がる。
これが血糖値のパターンです。
普通、血糖値は90mg/dlあたりに保つように設定されていて、これを恒常性(ホメオスタシス)といいます。
からだが体温を36度前後に保ったり、体内の塩分濃度を0.95%程度に保つのと同じようなシステムです。このようなシステムが体に備わっていると書かれています。
ホメオスタシスを考えると、朝は、食事間の時間が長いので血糖が90mg/dlくらいまであがっており、食事も欲しくなくなっているのでそのまま、お昼までいっても問題ないというものです。
なんとなく、私には納得のいく考えでした。それで、朝食抜きをとりいれています。