たこ・魚の目について
たこ・魚の目について
たこは、角質が肥厚したもので、足の裏などの機械的な圧力、摩擦、衝撃がかかりやすい部位にできやすいです。魚の目は、角質がクサビ形に増殖したもので、歩行時に強い痛みがある皮膚の病気です。
魚の目には、真ん中に丸い半透明の角質の塊(角栓)が見られます。
たこは通常は痛みはありませんが、大きくなると痛むことがあります。例えば、ペンだこ、すわりだこなどです。
たこの場合の治療は、サリチル酸製剤を塗布した状態で、2~5日間してから、角質を柔らかくして削るというものです。
同じ場所に、ずっと同じ刺激が続くと再発しやすくなります。
魚の目は、足の形にあわない靴、長時間の立ち仕事、スポーツ、足の怪我などが原因で起こります。機械的刺激が繰り返し加わることによって生じます。
魚の目は、たこより少し重い状態ということが考えられます。
したがって、治療も、皮膚科で中心が円錐状に角質増殖した部分が痛みの原因なので、表面を1mm程度削り、中心の角質柱を円錐形に削ることがおこなわれます。
そして、その後、液体窒素(ちっそ)を綿棒に浸して切除跡に押しつけて冷凍凝固処置をすることもああるようです。。
角質が硬い場合は、数日前からサリチル酸製剤を貼って、角質を柔らかくしてから削ります。
大きくて深さがあるものの場合には、これを何度も繰り返す必要があります。再発しやすいので根気良さが必要ということのようです。
たこ・魚の目は、痛みがあると皮膚科を受診しようという、記事もみられます。
また、それに関連して、いぼもサリチル酸製剤で治療できる場合ありますが、その場合、尋常性̬疣贅、皮膚にヒトパピローマウイルスが感染して生じる「いぼ」のことを指しますが、このいぼは市販のサリチル酸製剤で治療すると感染のリスクがありますので、普通のいぼとの鑑別をしなくてはなりません。しかし一般の人では鑑別が難しいので注意したいところです。