太陽と宇宙産業について
太陽は今後の50億年間ほど、内部の水素を燃やしながら輝きつづけます。しかも時間とともに輝きを増し、トータルで約100億年という寿命を終えることになります。この過程で太陽はゆっくりと膨張し、いずれその灼熱の表面は地球の軌道にまで達してしまいます。すなわち、地球は太陽に完全に呑み込まれ、すべてが焼き尽くされて蒸発してしまうことになります。現在でも太陽は1億年あたり1%の割合で明るくなっています。そのため地球が受け取るエネルギーの量も多くなり、いまから10億年後には、地球の表面温度は100度を超えるのです。( 資源が分かればエネルギー問題が見える 鎌田浩毅著)
このこととは別に、近い地球の未来としては、球温暖化があります、地球温暖化の原因はガスが関係していますが、ガスには様々なものがあります。なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスです。
産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。
IPCC第5次評価報告書(2014)では、このままでは 2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も多い、最悪のシナリオの場合には最大4.8℃上昇すると発表しました。
また、別の視点からは、約20年後に「ミニ氷河期」が到来ともいう人がいます。
地球を何十万年という地質学的な時間軸で見れば、現在は氷期に向かっているようです。今から約13万年前と約1万年前には、比較的気温が高い時期があった。また、平安時代は今よりも温暖な時期だったが、14世紀からは寒冷化が続いている。
すなわち、長い視点で見ると、現代は寒冷化に向かう途中の、短期的な地球温暖化にあるというわけのようです。
加えて、今後の数十年間の気候は大規模な火山活動などによって寒冷化に向かうと予測する地質学者も少なからずいる。確かに、20世紀には大規模な火山活動によって地球の平均気温が数度下がる現象が何回も観測されたということがある。
また、氷河期へむかっている理由は、他にもあり、世界規模で海の循環のスピードが低下しており、科学者たちはその推移を注意深く見守っているようです。
香港大学の太古海洋科学研究所(Swire Institute of Marine Science)の研究チームは、カナダ沖の海中の堆積物や化石を研究し、海水の循環の過去と現在の様子を探った。この100年で海の循環が劇的に弱まっているようです。
なかでも大西洋子午面循環 (AMOC)が弱まることは、北米やヨーロッパに今後大きな影響を及ぼす。AMOCは大西洋における海洋大循環で、海の表層では南から北に向かい、深層では北から南に向かっている。研究チームは、将来を予測するため過去に起きた類似の事象を調べた。
過去にはハインリッヒイベントという事象が残っている。これは北大西洋における突然の大規模な氷河の崩壊と融解により発生した現象だ。氷河期に起きた多くの事象と関連していると考えられていて、64万年前までさかのぼり7回起きた氷河期のうち5回で確認されている。(fobes https://forbesjapan.com/articles/detail/24194) ともいわれているようです。
このように氷河期がなんで起こっているのかは、諸説あるようです。しかし実際に、過去に起こっているのは確かのようです。このことが、温暖化を否定する要因になっているということです。
どちらにしても、遠い地球の未来は、燃え尽きてしまうとされている。
このことを考えると、宇宙産業が成長することが身近に感じることができる。
宇宙機器・関連産業で8.2兆円(2016年)(経済産業省 https://www8.cao.go.jp/space/comittee/27-sangyou/sangyou-dai3/siryou2.pdf )もあるようです。他の産業と比べると、平成27-28年のコンビニ業界の業界規模(主要対象企業7社の売上高の合計)は7兆2,719億円となっています。