インバウンド景気沖縄について
平成30年度年経済白書( https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je17/index.html )をみてみると、インバウンドが各地で大幅に増加しており経済を後押ししているとあります。
沖縄では、インバウンド消費が増加している。2017年は2002年対比で1.3倍程度までになっている。また、外国人観光客動向は、沖縄では、2012年に約80万人泊だったのが、2017年には約460万人泊となっている。
問題点は、旅行消費額は横ばいであることで、訪日外国人の数の増加による寄与が大きいとあります。
全体では、訪日外国人2017年は、2869万人、地域別の動向は、中国、韓国、台湾などのアジア系の訪日客が増加している。
宿泊の内容も宿泊料金の増加率も他と比べて弱い。これは民泊の影響が大きいようだ。
増加率が多いのは、娯楽・サービス費で、ゴルフ・テーマパーク、美術館・博物館・動物観・水族館を中心に増加傾向ということです。満足度は、体験型の娯楽に期待度が高いということです。
娯楽サービス費のシェアは、2017年で3.3%でまだまだ弱いところですが、今後の伸びの期待ができるところである。これは、デービット・アトキンソンさんも、指摘するところであり、現在は、アジア系の観光客がほとんどだが、欧米の、お金持ちさんを呼ぼうと考えた場合は、もっと寺院の歴史の内容を深ぼりした、細かい内容をふんだんに盛り込んだ、パンフレット又は資料をつくるべきと指摘しています。また、それらのパンフレットや資料を使い、この経済白書にもあるように、体験型の娯楽があればもっと外国人が訪問するともいっています。体験型にすれば、時間が、今の滞在時間では足りず、何日も体験に時間がかかることになり、もっと宿泊数も伸びるともいっています。
京都などは世界でも有数の観光地ですが、それをうまく利用できていないとも指摘があります。