自分と寛容について

自分を変えるには、生活の中での時間配分を変えることが大事で、その注力したいものに多くの時間を当然割かなくては思っている方向に事がすすまない。また、付き合う人を変えると、自ずと違う人間になるのを助ける、人間は人間に大きく影響を与えながら生きているということでしょう。そして、場所を変える。これは、人間は慣れ親しんだ土地では、習慣などが、しみついており、変化をおこす気分にならないからではないでしょうか。
そして、自分を変えるには、おおきなストレスがかかるともよく聞きます。そして、変化のなかでの人間関係をどうすべきかの問題もでてくる。これもよく聞くのが、しっぺ返し戦略である。
ゲーム理論の研究では効果のある戦略とされている結構有名なしっぺ返し戦略があります。
相手に対して協調するか裏切るかのどちらかを選択しなければならない場合、しっぺ返し戦略の基本は、最初は協調することを選択します。相手が裏切らない限りは、協調を選択します。ただし、相手が裏切ってきたら、その時だけこちらも裏切りを選択します。
そして、裏切った相手が協調を選択したらそれを許し協調するというもののようです。
それを人間社会にあてはめることを考えている先生方がいます。
UCLAの社会学者であるピーター・コロックは、アクセルロッドのいろいろな戦略のシミュレーションに「ノイズ」や「誤解」を導入するという研究を行った。実際の人間社会では、状況が複雑だったり、コミュニケーションに齟齬が生じたりすることがままある。そのため、相手が協力的だったとしても誤解して「裏切り」と解釈してしまうことがある。あるいは、その逆のケースもあるだろう。
コロックは、ある一定の確率で相手の行動をとり違えるというルールをシミュレーションに導入することで、より実際の社会生活に近い状況をつくり、そこでも果たして「しっぺ返し戦略(応報戦略)」が一番強いかを検討した。
その結果は、そのような「誤解」の生じる状況では応報戦略は最強ではなく、もう少し寛容な戦略の方が良い成績を収めた、というものだった。
寛容な戦略とは「1回の裏切りだけではすぐに反応せず、2度続けて裏切られて始めて裏切り返す」というものや、「相手が協力してくれたら、その相手に相手の協力度よりもちょっと高い協力を返してやる」という、いい意味での「倍返し」的戦略であった。(ttps://diamond.jp/articles/-/46848?page=6 )
ということです。

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